ソケットレンチとは、ソケットとハンドルを組み合わせて少ない工具で多くの作業状況に対応することができるレンチの事です。
Z32のメンテナンスに使用する工具で一番使用頻度が高いです。
メンテナンスで使用するソケットレンチ
写真1の左上に写っているのがラチェットハンドルです。写真2のようなソケットを差し込んで使用します。
単にソケットという場合、通常は六角形のボルト・ナットを回すためのものを指します。ボルト・ナットの山にかける部分が12箇所のものと、6箇所のものとがあります。旧車の場合はボルト・ナットの山が錆びて腐食している事が多いので、12箇所のものだと山をナメて破損してしまう可能性があります。なので6箇所の物を使用した方が良いです。
奥まった箇所やホイールナットには長いディープソケットを使用します。
サイズは8、10、12、13、14、15、17、19mmのソケットを揃えておけばほとんどのメンテナンスに対応できるでしょう。
主にメンテナンスで使用する差込角 (ドライブ角)は以下のものになります。
1/4″ (6.35mm)
使い勝手が良いのでメインで使用しています。
3/8″ (9.5mm)
大きなトルクで締めたり緩めたりする時に使用します。
1/2″ (12.7mm)
ホイールナットの脱着やミッション・デフオイルのフィラーボルトの脱着に使用しています。
エクステンションバー
写真3はエクステンションバー。
ボルトが奥の方にあってハンドルを振るスペースが無い場合などに使用します。延長用のバーです。
アダプターとユニバーサルジョイント
写真4はアダプター。
3/8″のソケットに1/4″のハンドルというように、差込角サイズが異なるハンドル類とソケットを組み合わせて用いる場合に使用します。
写真5はユニバーサルジョイント。
ソケットとハンドルの直結やエクステンションバーを介した状態では回すことのできない狭い場所や障害物のある場合にソケットとハンドルの間に使用します。連結ピンの部分が弱いのであまり大きな力をかけるのには向いていません。
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