ラジエターキャップに関してです。
「ハイプレッシャーラジエターキャップ」や「レーシングラジエターキャップ」という名前で様々な商品が出回っています。
標準装着のラジエターキャップと比べて冷却システム内の圧力を高く保ち、沸点を上げる事によって冷却水が沸騰、気化しにくくなるため、冷却性能を向上させます。モータースポーツ競技やサーキット走行はもちろん、夏場のオーバーヒート対策にも効果を発揮します。

オーバーヒートしやすいと言われるZ32には是非とも装着しておきたいものです。

NISMO(ニスモ)レーシングラジエターキャップ

Z32 NISMO(ニスモ)レーシングラジエターキャップ写真1
写真1 NISMOレーシングラジエターキャップ1

私はNISMO(ニスモ)レーシングラジエターキャップを使用しています。
メーカーサイトに書いてある注意事項としては、ラジエーターおよびホース類に破損や漏れがないか装着前に確認が必要です。冷却システム内の圧力が高くなるため、特に旧年式の車両は経年劣化により今までの低い圧力では問題なかった場所でも、圧力が高くなることにより漏れが発生する場合があります。

というような事が書かれていましたが、私のZ32は装着後2年4ヶ月経ちますが特にトラブルも発生せずに元気に走っております。良かった(笑)

Z32 NISMO(ニスモ)レーシングラジエターキャップ写真2
写真2 NISMOレーシングラジエターキャップ写真2

Z32のラジエターキャップについて

Z32のラジエターキャップ開弁圧は、NISMOのホームページでは1.2kg/cm2(Z32以外は0.9kg/cm2)、整備要領書では0.9~1.3kg/cm2が正常値とされています。
NISMOレーシングラジエターキャップの開弁圧は1.3kg/cm2です。元々1.3kg/cm2まで正常値として設計されているので交換しても特にトラブルも起きないのは当然ですね。もしかしたら、Z32は標準の状態でオーバーヒート対策として高い圧力の冷却システムが装備されているのかもしれませんね。
どちらにしても、経年による劣化は避けられないので今まで全く交換していないというのであれば交換した方が良いでしょう。