写真1のように、運転席側のフロントピラーガーニッシュ(フロントピラー)に追加メーターをビス留めして固定しいたのですが・・・。
重みに耐えきれず、ビスで穴をあけた部分を中心にヒビ割れが発生してしまいました。
ガラスクロスとエポキシパテを使ったFRP(繊維強化プラスチック)で補修します。
取り外したフロントピラーガーニッシュ
取り外したフトントピラーガーニッシュです。裏側は結構汚れています。前オーナーさんが喫煙者だったらしく、煙草のヤニ汚れですねコレは。
取り外し方法は、ボディ側と3つのピンで固定されているだけなので(写真3)、ピンを外して斜め上に引き抜くようにすると外れます。
取り外しの際は破損にご注意下さい。経年劣化のため、ピンの部分が折れやすいです。
フロントピラーガーニシュのヒビ割れ箇所
外したフロントピラーガーニッシュを確認したところ、代表的なヒビ割れ箇所は写真4・5の2箇所ですが、ほぼ全体にヒビが発生しています。(汗)
ガーニッシュ表面には黒い内張りが張ってあるので、裏からガラスクロスとパテで補修するしかなさそうです。
補修用道具の準備
補修に使用するのは、「ホルツ エポキシファイバーパテ」(写真6)と何故か家にあった「ガラスクロス」です。
エポキシファイバーパテは主剤と硬化剤を混ぜて使うタイプです。手早く作業しないと固まってしまいます。
ガラスクロスは使用する箇所の大きさに合わせてカットします。ハサミやカッターで簡単に切れますが、非常に細いガラスの繊維なので飛び散りやすいです。掃除機を傍らに置いて、カットした際に出た繊維辺を吸い取りながら作業しました。(写真7)
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補修作業
まず、ガラスクロスを乗せる位置を確認します。確認したらガラスクロスを取ります。
パテを塗り、上にガラスクロスを乗せて押し付けます。さらに上からパテを盛り、ガラスクロスに均一に馴染むように伸ばします。(写真9)
あんまり綺麗な仕上がりにはなりませんでした・・・。まあ隠れる部分なので良しとしますか。
Z32 フロントピラーガーニッシュの補修を終えて
エポキシファイバーパテが完全に硬化したら完成です。
補修前はヒビ割れのため、ねじると弱い力でもフニャフニャとねじれましたが、補修後はカチッ固まりました。
今回は無理に力が掛かったための破損でしたが、恐らくほとんどのZ32で内装関係の劣化が進んでいると思います。プラスチック系は熱に弱いですからね。今後も劣化による破損が生じた場合は今回の方法を応用して補修するとします。
ヤフオクで中古のピラーガーニッシュや内装が出回っているのでそれを購入する手もありますが、実際に手にとって見ないと状態が分からないので・・・。自分で補修した方が確実かなと思います。
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